ページ

2011年1月12日水曜日

5枚目:Michael Jackson "Michael"

I am forerver
I am the one who came 
when you fell down
"Best of Joy"

今回紹介するのは、昨年12月に発売されたMichael Jacksonの未発表曲集"Micheal"です。
このアルバムが「9年ぶりのオリジナルアルバム」などと紹介されるのはおかしいなと思いますが、
Michealの未発表曲を聴くことができるというのはうれしいことです。

・アーティスト紹介
今世紀最大のスーパースター、Michael Jackson。初めて聴いたのはいつだったかなぁ。
スリラーやビリー・ジーン、印象が強烈過ぎて出会いを覚えてないですね。
僕はどちらかというと天邪鬼なところがありまして、あんまり有名すぎるミュージシャンとかだと却って聴かないなんてこともあったりするんですけど、Michaelのことは不思議なことにずっと好きでした。

Wikipediaではこんな風に紹介されています。
マイケル・ジョセフ・ジャクソン(Michael Joseph Jackson、1958年8月29日 - 2009年6月25日)は、アメリカのミュージシャン。


「ポップ・ロック・ソウルの真の王者(the true king of pop rock and soul)」、「ポップ界の王(King of Pop)と称される。


ギネス・ワールド・レコーズでは「人類史上最も成功したエンターテイナー」として認定されている。CDやビデオなどの世界総売上げは7億5000万枚以上に昇る。

・どんなアルバム?
"Michael"はMichael Jacksonの死後に発表された未発表曲集です。
先にも書きましたが、純粋に彼が作ったアルバムではないので、これをオリジナルアルバムだとかニューアルバムだとかいうのはやめた方が良いと思います。才能があふれるミュージシャンが残した記録ということで楽しめばいいんじゃないでしょうか。

まずは簡単なデータから。

発売日 2010年12月10日
最高位 3位(ビルボード)
評価 Allmusic  2.5点
       Rolling Stone 3点

・このアルバムの思い出
このアルバムが発売されるのを知ったのは2010年の10月ころだったでしょうか?これとDVDで発売されたVisionsを同時にAmazonで予約しました。未発表曲集ってことなんで特に期待してなかったんですけどね。Ultimate Boxも持ってるんで曲が重複してたりしないのかな、なんてことを考えてました。

・アルバムレビュー
日本でもオリコン最高3位と結構売れているようですね。さすがはMichael Jacksonというところでしょうか。内容についての評価は割れているみたいですけど、アルバムの性質を考えると仕方ないでしょうね。
僕自身は期待してたよりも良い内容だったので驚いているところです。

収録曲
1."Hold My Hand" (featuring Akon)★★★★☆
このアルバムからの第1弾シングル。昔リリース前にネットに流出したことがあったそうで、そのためにお蔵入りになっていた曲なんだとか。メロディーが美しいほんとにいい曲です。この曲でこのアルバムへの不安があっさりと無くなりました。

2."Hollywood Tonight"★★★★☆
インナーの写真にこの曲に関するメモがあって、それによると、この曲の歌詞は実話に基づいたものなんだとか。アップテンポでいかにもMichaelといった感じのボーカル。いいですねぇ。

3."Keep Your Head Up"★★★★☆
この人はこういうバラードほんとに得意ですよね。お決まりのパターンにはまってしまっている気もしますが、好きなんだから仕方がない。

4."(I Like) The Way You Love Me" ★★★★★
これはもう大名曲です。イントロがなんとなくワムっぽいなぁなんて思ってるんですけど、80年代ぽいっていうのとはまた違う感じ。Michaelのやさしいボーカルも良いですね。

5."Monster" (featuring 50 Cent)★★★★☆
Monsterっていう題名からもThrillerを思い出してしまいますが、同じようなハードな曲。Michaelを狙い続けたパパラッチなんかをモンスターに例えた歌なんですね。あまりにも有名になりすぎて普通の生活が出来なくなる、というのは悲しいことですよね。

6."Best of Joy"★★★★★
これも名曲だなぁ。Michaelがやさしく”僕は永遠”と歌う。なんとも言えない気持ちになりますね。

7."Breaking News"★★★★☆
この曲はなんだかMichaelが歌ってないんじゃないかとか物議を醸しているらしいですね。どうなんでしょ。レコード会社の人たちってほんとにそんなことやるんですかね。なんか昔のミリバニリ騒動を思い出しましたけど、アメリカでこれが本人じゃないとか立証されたらものすごい額になりそうだし、あんまり得なことはない気がするけど。
それはさておき、この曲は歌詞が面白いですね。Michaelが自分自身をネタにして歌っている。やりきれないこともたくさんあったでしょうね。

8."(I Can't Make It) Another Day" (featuring Lenny Kravitz)★★★☆☆
MichaelとLenny Kravitzっていう組み合わせは意外でした。まあマドンナともやってしそんな意外でもないのかな。ただ曲調はLennyっぽい感じではないですね。Michael節全開って感じ。

9."Behind the Mask"★★★★☆
この曲はYMOの曲のカバーということですが、僕自身はEric ClaptonのAugustというアルバムで聴いたのが最初です。その際のクレジットにMichaelの名前も入っていたはず。この曲をMichaelが歌っているのには少し違和感を覚えてしまいますね。これは多分慣れなんでしょうね。

10."Much Too Soon"★★★★★
アコースティックギターとストリングスにのせ、やさしく歌われるラストナンバー。”僕は早く大人になりすぎたのかな”という歌詞は、Michaelが歌うとずしりと重みをもって伝わりますね

総合評価 ★★★★☆
僕はこのアルバムを聴くことが出来て良かったなと思っています。死後に出された未発表曲集であり、Michaelが望んだ形でのリリースではないのですが、未発表にしておくにはもったいない曲ばかりです。今後も発掘された未発表の曲たちがリリースされることがあるかもしれませんが、Michaelに対する尊敬の念をもって編集してくれればいいなと思います。

MICHAEL
マイケル・ジャクソン
ソニーミュージックジャパンインターナショナル ( 2010-12-15 )

0 件のコメント:

コメントを投稿