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2010年12月28日火曜日

4枚目:Bruce Springsteen "Darkness On The Edge Of Town"

We'll keep pushin till it's understood
And these badlands start treating us good
"Badlands"


今回紹介するのは、Bruce Springsteenのアルバム、"Darkness On The Edge Of Town"です。
前回のBand On The Runと同様、こちらも最近リマスターされた豪華ボックスが発売されました。
Band On The Runのスーパーデラックスをあきらめたのはこいつのせいだったりします。
こっちのリミテッドエディションについてるDVDがものすごく見たかったんですよ。まだ見てないんですけどね。
それではまいりましょう。

・アーティスト紹介
Bruce Springsteenといえば、やっぱりBorn In The USAのイメージが強烈ですね。僕が初めてBruceを見たのもこの曲のPVでした。こぶしを振り上げて絶叫するBruce、ロックミュージシャンってやっぱりこうだよねなんて思ったりして。強烈でした。でもあの曲のイメージが焼き付いてしまったのも事実なんですよね。あの当時はこんなに真摯なミュージシャンだとは思いませんでした。

WikiPediaではこんな風に紹介されています。
アメリカを代表するロックン・ローラー。通称は「ボス(Boss)」。初期の作品においては、青春群像の描写に際立った才能を示したが、やがて社会的なテーマを作品に織り込むことによって、アメリカ民衆の声を代弁する存在へと成長した。ウッディ・ガスリーの後継的な立場にあるアーティストの一人である。

・どんなアルバム?
Darkness On The Edge Of TownはそんなBruce Springsteenの4枚目のアルバムです。
まずは簡単なデータから。

発売日 1978年7月2日
最高位 5位(ビルボード)
評価 Allmusic  4.5点
      Rolling Stone 5点

・このアルバムの思い出
このアルバムに初めて出会ったのは、中学か高校か。時期はおぼろげですがその時のことはは鮮明に覚えています。最初は隣町の図書館で借りたんですね。Born In The USAがあまりに強烈だったため、あの曲を歌っている人のアルバム、ということで借りてきたのですが、さえない表情のアルバムジャケットから違和感がありました。もっと派手好きな人かと思っていたんですよね。なんだか暗いなぁと。そして印象も良くありませんでした。どうしてものめり込めなかったんですね。今こんなにBruce Springsteenを聞いていることが不思議なくらい。「もうこの人は聴かなくていいや」と決めつけていたくらいですから。今から考えると、歌に込められた感情が重すぎたんでしょうか。子供すぎたということかもしれません。

・アルバムレビュー
前作「Born To Run」でようやく大ブレークを果たした後のアルバムということですが、マネージャーとの裁判騒動等もあり3年の期間があいてしまっっています。今回のBox Setにはその期間に録音されていた未発表曲を集めたThe Promiseというアルバムも入っているのですが、そちらはいずれ他の機会でレビューしたいと思います。それでは聴いていきましょう。

収録曲
   1. "Badlands"★★★★★
この曲聴くとテンション上がります。今でもちょっと疲れたなぁなんて時にはこの曲聴いて気持ちを切り替えているんですよね。ドラムに続いて始まるイントロ、ちょっと不思議なリズムですがどんどん気持ちが高揚していきます。

   2. "Adam Raised a Cain"★★★★☆
軽やかな1曲目から一転重々しいリフで始まるナンバー。ブルースのボーカルもどこか苦しげ。こういうところが最初に聞いたときはダメだったんだろうなぁ。今聴くと裏で鳴っているピアノが非常に良いですね。

   3. "Something in the Night"★★★★★
美しいピアノで始まるバラードナンバー。この曲聴いてるとちょっと涙が出そうになってきますね。ほんと素晴らしい曲です。

   4. "Candy's Room"★★★★☆
急き立てられるような16ビートのハイハットが印象的。この曲は聴いてると苦しくなってくるんですよね。なんか生き急いでいるような感じがします。

   5. "Racing in the Street"★★★★★
この曲はアメリカだなぁ、という感じがします。映像が浮かんでくるというんでしょうか。間奏のキーボードがほんといいんですよねぇ。大好きな曲です。

   6. "The Promised Land"★★★★★
名曲ですね。イントロだけでわかります。このアルバムはどちらかというとキャッチーな曲が少ないですけどこの曲はその中のひとつですね。

   7. "Factory"★★★★★
どこかのどかな感じのするほのぼのとした曲。なんてことを思ってたんですけど、歌詞読んだら全くほのぼのしてなかった。

   8. "Streets of Fire"★★★★☆
重々しいロックナンバー。でも重いだけじゃない何かを感じます。

   9. "Prove It All Night"★★★★★
前曲の重苦しい雰囲気をぶち破るイントロ。すごいインパクトだなぁ。今回のアルバムについている解説でこの曲がファーストシングルだったと知ったんですが、それはちょっと意外だったなぁ。

   10. "Darkness on the Edge of Town"★★★★★
アルバム最後を飾るタイトルナンバー。構成がちょっと"Street of Fire"に似ている気がしますが、そんなことは気にならないくらい圧倒的な説得力。

総合評価 ★★★★★
全編にわたり重苦しい雰囲気が立ち込めていますね。今回初めて国内盤を購入したので歌詞もちゃんと読んでみたんですけど、どうにもならない自分の境遇を歌ってるような感じですね。雰囲気が重くなるわけだ。しかしながらだからこその説得力なんでしょう。名盤です。

2010年12月26日日曜日

Toodledoの使い方:覚書

AppigoのTodoというアプリがセールで115円(通常は1200円らしい)で購入できたので、ダウンロードしてみました。
それに合わせてToodledoのフォルダ・コンテキスト・タグの使い方についても見直してみたので覚書程度に書いておきます。
AppidoのTodoはプロジェクトを使うならToodledoも有料アカウントにしたほうが使いやすそうなので、とりあえず1週間試用に申し込みました。
申し込んでもそのままサブタスクが使えるようにならずさんざん悩んだんですが、設定でサブタスクを有効にするにチェックをつけないと使えないんですね。やあ見つかって良かったです。


さてToodledoですが、今回はとりあえず下の通りに設定してみました。

◎フォルダの使い方

GTDの整理のカテゴリーとして使用する。とりあえずは下の5つ。

・01次の行動(日程は決まってないがすぐやりたいもの)
・02連絡待ち(他の人からの連絡がないと進まないもの)
・03カレンダー(日程が確定しているもの)
・04保留中(他のタスクが終わらないと手をつけられないもの)
・05いつか(いつかやりたいもの、あるいはやろうかどうか迷ってるもの)

この他にサブタスクを作るだけでは管理が出来なさそうなものは、プロジェクトとして別フォルダを作成。
プロジェクトとわかるように番号の前にPをつけてみました。

・P01○○○○○
・P02×××××

最後、習慣にしたい繰り返しタスク用のフォルダを作成(必要なのかわからないけど)

・R01生活習慣


◎コンテキストの使い方

場所によって分けることとする。とりあえずは下の4つ。

・01オフィス
・02自宅
・03どこでも
・04外出中


◎タグの使い方

今のところ定まってない。とりあえず下のような使い方を想定して作ってみた。

・一人の時(自宅でも一人の時にやれそうなこと)
・買い物(外出中でも特に買い物を抜き出す)
・仕事の大まかな括りや打合せ相手(仕事の中でもさらに抜き出したい内容のもの)

タグについては複数つけられるから、もう少しうまい使い方がありそうなんだけどなぁ。もう少し考えてみます。


CDのレビューを中心にとか言っておきながら1月で3枚しかできていないというこの体たらく。とりあえず4枚目はBruce SpringsteenのDarkness On The Edge Of Townにしようと何度も聴いてるとこです。なんとか今月中には終わらせたい。Toodledoで締切設定しておこっと。

2010年12月21日火曜日

3枚目:Paul McCartney "Band On The Run"


今回レビューをするのは、Paul McCartneyのBand On The Run です。
最近リマスターされたCDがリリースされましたね。僕も購入しましたがスペシャルデラックスエディションはちょっとお値段が高すぎ。。。僕が欲しかったのはOne Hand Clappingの映像だったので、デラックスエディションで我慢することにしました。

・アーティスト紹介

さて、Paul McCartneyです。The Beatlesの元メンバー。世界最高のメロディーメーカーでありロックンローラー。これだけの人になると何も説明出来なくなりますね。ボーカルもすごけ りゃベースもギターもピアノもドラムも出来る。才能のかたまりですよね。しかも未だに枯れてない。すごいなー。また日本に来ないですかね。

WikiPediaではこんな風に紹介されています。
世界で最も有名なポピュラー音楽家、シンガーソングライターの一人である。親しみやすく美しいメロディの作風に特色があり、ビートルズ時代においては「イ エスタデイ」「ヘイ・ジュード」「レット・イット・ビー」など、ビートルズの代表曲と言われる楽曲の多くを作詞作曲した。解散後の1970年代には、ウイ ングスのリーダーとして、1980年代以降はソロとして活動し、全米チャートの首位に9曲、トップ20に20曲以上を送り込んでいる。現在もコンスタント に作品をリリースしており、近年ではポピュラー音楽にとどまらず、クラシック音楽をも手がけている。

・どんなアルバム?

Band On The RunはそんなPaul McCartneyのソロとしては5枚目、Wings名義では3枚目となるアルバムです。
まずは簡単なデータから。

発売日 1973年12月7日
最高位 1位(ビルボード)
評   価   Allmusic  4.5点
             Rolling Stone 採点なし(ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・ベストアルバム500において418位にランクイン)

・このアルバムの思い出

中学生の頃に輸入版を購入しました。アメリカ盤だったので裏ジャケの曲順と実際の曲順が違ってたんですよねNo WordsとPicasso's Last Words (Drink to Me)の間に書かれてもいないHelen Wheelsが入ってるんです。この曲自体は持っていたビデオ(これですね ポートレイト~ポール・マッカートニーのすべて [VHS]) に入ってたので知ってたんですけど、あんまり好きな曲じゃなかったんですよね。「なんかここで流れが途切れちゃうよな~」とか思ってました。今回のデラッ クスエディションではHelen Wheelsはボーナスディスクに入ったのでイギリス盤の曲順になりましたね。やっぱりこっちのほうがいいよなぁ。Helen Wheelsも単独で聴いたら良い曲だったし(笑)。

・アルバムレビュー
ソロになってからは批判されることが多かったPaulが初めて評論家筋からも高い評価を得た作品で、ソロとしては最高傑作と言われることも多いですね。さっそく聴いていきましょう。

収録曲
Disc 1
1."Band on the Run" ★★★★★
3つの曲を組み合わせたような構成の曲ですが、うまくまとまっています。この曲はポールのコンサートでも毎回のように演奏されていますが、僕は大阪ドー ムでのコンサートの際(DrivingJapanツアー)、この曲で感極まって号泣してしまいました。一緒に歌っていたらなんでか涙が止まらなくなってし まったんですよね。音楽聴いて号泣したのは今のところあの一度きりです。

2."Jet" ★★★★★
ハードなロックナンバーです。この曲もライブには欠かせないですね。中学生の頃、放送委員というのをやっていまして、お昼休みの給食の時間に音楽とかを 流していたんですが、ロックを流すのは禁止だったんですよね。それを先生と交渉して「The Beatlesなら週1回OK」という許可をもらったんです。で、「The Beatlesが良いならWingsだってOKだろ。歌っている人一緒だし。」と拡大解釈しましてこの曲を流したところ、ものの1分で先生が怒鳴り込んで きました。今の中学校でもロック禁止とかあるのかなぁ。

3."Bluebird" ★★★★★
一風変わった雰囲気で素敵なメロディの曲です。こういう雰囲気の曲に弱いんですよね。Paulのソロ作品の中では間違いなく5本の指に入るくらい好きな曲です。

4."Mrs Vandebilt" ★★★★☆
こちらは一風どころではなく変わった雰囲気の曲ですね。最近のツアーでも演奏されているようです。"Ho,heyho!"なんてコーラス普通じゃ使えないと思うんだけど、何でこんなにかっこよくまとめられるのかな。この曲は気がついたら口ずさんでいることが多いですね。

5."Let Me Roll It"★★★★☆
最近のコンサートでも定番となっているロックナンバー。ギターリフが印象的ですね。この曲なんかでも特に感じるのですが、ソロになってからのPaulにはThe Beatles時代にはない解放感や大らかさといったものを感じます。

6."Mamunia"★★★★★
美しいアコースティックなナンバーです。Bluebirdなんかもそうですが、こういう曲は本当に上手いですね。またサビのメロディーからは簡単な曲のように思えるんですが、よく聴くとメロディーの展開なんか結構複雑ですよね。

7."No Words" ★★★★★
ギターリフとストリングスの美しい絡みから始まる切ない曲。2分半の短い曲なんですがいつまでも聴いていたいと思ってしまいます。

8."Picasso's Last Words (Drink to Me)" ★★★★☆
フォーク調の歌い出しで始まります。この辺は後年のMull Of Kintyreを思わせる感じ。半ばからテンポが変わりアルバムの各曲をコラージュしながら進んでいきます。

9."Nineteen Hundred and Eighty-Five"★★★★★
この曲は最近のコンサートで演奏しているみたいですね。聴いてみたいなぁ。思ったんですけどこれってLady Madonnaのパロディなんですかね?曲の雰囲気は全然違うけどホンキートンクな感じのイントロとか途中の聖歌隊みたいなコーラスとかよく似てますよね。

総合評価 ★★★★★
最後の方は地味な曲が並んでますけど、曲の並びが絶妙というか飽きさせずに最後まで聴かせますね。これが最高傑作といわれる理由もわかります。この頃の Paulの声って妙に能天気な感じがして(Lindaのコーラスがそれに輪をかけてる)どうしちゃったんだろって思うときもあるけど、Wingsらしさは その辺から出ている気もするなぁ。やっぱり名盤。

バンド・オン・ザ・ラン デラックス・エディション(完全限定生産盤)(DVD付)
ポール・マッカートニー&ウィングス
ユニバーサル ミュージック クラシック ( 2010-11-17 )

2010年12月11日土曜日

偶然か必然か

僕は北海道の小学校に通っていたのですが、その学校にはスクールバンドという金管バンドがありまして、僕はそこでトロンボーンをやっていました。なかなか強い学校だったので全国大会に出場したこともあります。

さて、今日はそのスクールバンドの定期演奏会が行われているようです。今回は創立30周年ってことで、OB・OGも参加した盛大なものになるんだとか。
姉からの連絡で参加できることは知っていたのですが、仕事のため参加は断念しておりました。
先ほど姉からメールがあり、懐かしい同級生たちも何名か参加しているとのこと。みんな頑張って欲しいなぁ。

で何が偶然なのかというと、今日の夜、今は東京にいるそのバンド仲間たちとの忘年会が予定されてるんですよね。北海道でも同級生たちが集まっていて、東京でも集まっている。これってすごい偶然だよなぁ。

あれ、もしかして幹事さんはこれを知ってて今日に設定したんだろか。
ってことは必然的に集まってるってことだよね~。

2010年12月7日火曜日

南紀白浜の宿:浜千鳥の湯 海舟

今回ご紹介するのは、南紀白浜にある「浜千鳥の湯 海舟」です。
先日、南紀白浜に旅行した際に宿泊したのですが、非常に素敵な宿でした。

連れ合いが今年アドベンチャーワールドで生まれた双子のパンダ「海浜」と「陽浜」のうち、「陽浜」の名付け親になったことから、急遽行くことになった南紀白浜。
訪れるのは初めてだったので、どこに宿泊しようか悩んだのですが、某サイトで評判の高かったこちらの宿を選びました。


1000000333入り口はこんな感じ。非常に立派な門構えですね。門から建物へ続く路も非常に良い雰囲気で、「来たぞーっ!!」という高揚心をがんがんと煽ってくれます。










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今回泊まったのは「暁の抄」という建物の部屋、8畳の和室の他にツインの寝室があります。
また、小さいながらも露天風呂も付いていました。(どうやら温泉ではないみたいですが・・・)
非常に広く気持ちの良い部屋で、ゆっくりとくつろぐことが出来ました。






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部屋は当然のようにオーシャンビュー。夕日が綺麗です。













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こちらで好きな浴衣を選べます。
部屋着は作務衣が用意されているのですが、ロビーにも色とりどりの浴衣等が用意されていて自由に着る事が出来ます。若いカップルの方々は皆さん浴衣を着ていらっしゃいましたね。











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混浴露天風呂からの眺め
お風呂も充実しています。男女別の大浴場の他に、露天の貸切風呂が3種類。さらに露天の混浴風呂がありました。混浴なんて初めての体験でしたが、こちらに はちゃんと専用の湯あみ着というものが用意されていて、気軽に楽しむことができます。こちらの旅館はこの混浴風呂からの景色が最高なのでぜひとも行くべき でしょう。












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夕食は今回のプランでは魚メインか熊野牛メインかを選ぶことが出来たのですが、連れ合いの「南紀白浜と言えば新鮮な魚だ」という意見に乗っかりました。 「これで二人分なの?」という位豪華な舟盛りをはじめ、お鍋や〆のシラス栗ごはんまで盛りだくさん。とってもおいしかったです。
また、22:00からは夜食の夜鳴きそばを無料で提供してくれるサービスがあります。食べ過ぎでどうしようか迷ったんですが、食べてみてこれが大正解。いやあ、おいしかった。




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朝食は和食と洋食が選べます。今回は和食を選びました。席に案内された時に「カウンターにサラダが用意してありますので、ご自由にお取りください」と言わ れたので、なんの気なしに取ってきたんですが、出てきた料理はそれを後悔するくらい盛りだくさん。特にその場で焼いて食べる事のできる魚が美味しかったなあ。






 というわけで、こちらの旅館はオススメです。南紀白浜に再度訪問する際はまた泊まりたいと思います。